日本人の死因トップは何？2023年データで見る「日本人の死因ランキング」

日本の総死亡者数は約 157万6千人。その中で、どのような病気が多くの人命を奪っているのでしょうか？厚生労働省の2023年「人口動態統計（確定数）」をもとに、最新の死因ランキングをご紹介します。

・約38万2,500人が亡くなっており、全死亡の約24.3％を保っています

・がんは日本人の4人に1人の死因となっており、その身近さが活きます。

・約23万1,150人が心疾患で亡くなっており、構成比は約14.7％

・動脈硬化や心筋梗塞、心不全などが主因です。

・約18万9,920人が老朽化して亡くなっており、構成比は12.1％

・これは高齢化社会の象徴的に言えば、80～90代を中心に年々増加傾向です。

・約10万4,530人が脳血管疾患により死亡し、構成比は6.6％。

・脳卒中は死亡原因かつ後遺症による要介護の大きな課題です。

・約7万5,750人が肺炎で死亡しており、構成比は4.8％

・高齢者を中心に注意が必要です。

🧬 死因上位の背景と意味

・非感染性疾患（NCD）※が圧倒的に多く、上位5種すべてがこれに含まれます。これは、日本が高齢社会であることを強く反映しています。特に「がん」「心疾患」「脳血管疾患」の三大疾患で、50〜70代の死亡原因の50％以上を受け入れます。

・老朽化が増えている点も注目すべきです。昭和22年頃から大幅に増加し、平成以降は脳抜き中に3位を適正にしています。

・50〜70代：がん、心疾患、脳血管疾患の「三代生活習慣病」による死亡率 >50％

・高齢層（80代〜）：老衰や肺炎が急増。年齢が上がれば非特定疾患による死亡が増加する傾向にあります。

・男女差：構成比自体は大きく変わりませんが、がんでは男女別で部位（男性：肺・大腸、女性：大腸・肺）が違います

・定期的ながん検診（肺・胃・大腸など）を積極的に受ける

・禁煙、野菜多め・塩控えめ・加工肉を意識した

・血圧・血糖・コレステロールを定期チェック

・運動習慣（ウォーキングや軽い筋トレ）

・禁煙・節酒・ストレス管理

・ワクチン（ワクチン接種）

・栄養バランスと口腔ケア

・サルコペニア予防（筋肉量維持）

・日本の死因の約6割は、がん・心疾患・脳血管疾患・老衰・肺炎という「非感染性疾患」。

・50代～70代は「生活習慣病」対策が目安です。

・高齢者の場合は老衰・肺炎予防が重要です。

・時代ごとのリスク・対策を意識したライフスタイルが、健康で長生きする鍵です。